「二上山」は、古くは「ふたかみやま」と呼ばれて、奈良県と大阪府が境を接するあたり、香芝市の西南方に位置しています。
 雌雄2つの山が寄り添うような姿、神の山、西方浄土との境界の山と人々に畏敬の念をもって見られ、万葉集をはじめ、数多くの歌、文章に取り上げられてきています。
 「二上山」に沈む夕日はとりわけ神秘さを増し、古代の人々の眼には特別の山と映っていたに違いありません。
 美しくも神々しい「二上山」の姿は、時を超えて、今に至ってもなお山とのシンボルとして、見る人に不思議な感動を与えています。
 科学的には、我が国の瀬戸内火山岩区の中心の一つである二上山は、「山そのものが博物館である」といわれる貴重な山でもあります。
 香芝市の西方に、静かに佇む「二上山」は、まさに「不思議な山」の一語につきる山なのです。

 「二上山と3つの石」・・・・なんとなく謎めいた言葉ですが、二上山博物館のテーマです。
 万葉の時代から神秘の山と崇められてきた二上山も、こうした一面とはまったく異なる面を持っています。
 今からおよそ2000万年前頃に大噴火した火山というのが二上山の真の姿なのです。
 この噴火によって二上山は、さまざまな火成岩を生み出しました。
 その中でもとりわけ「サヌカイト」と屯鶴峯に見られる「凝灰岩」、「金剛砂(ざくろ石)」は、全国的にも興味深い存在なのです。
 サヌカイトは、産出されるのが全国でも讃岐(香川県)とこの二上山を中心に瀬戸内地方だけという珍しい石です。
 「サヌカイト」、「凝灰岩」、「金剛砂」の3つの石によって、「二上山」は、旧石器時代から今日まで、山の美しい姿によって人々に深い感動を与えただけではなく、人々の暮らしの中で深い関わりをもってきたのです。
 二上山博物館は、この「3つの石」を中心に「二上山」に焦点を当て、歴史的風土と自然の特徴を親しみやすく視覚に訴えた博物館です。

観覧料

区分 観覧料(1人1回につき)
個人 団体
大人 200円 150円
学生 150円 100円
小人 100円 50円
備考
 1 学生とは、高等学校、大学その他これらに準ずる学校の生徒又は学生をいいます。
 2 小人とは、小学校、中学校その他これらに準ずる学校の児童又は生徒をいいます。
 3 団体とは、20人以上で責任者が引率している場合をいいます。

開館時間 9:00〜17:00
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)・年末年始(12月28日〜1月4日)

金剛砂は、サンドペーパーなど香芝の産業に深く関わっていた・・・。
世界中のガーネットを集めてみました。
ジオラマは、想像の世界を現実のものに再現してくれます。「旧石器時代のゾウ狩り」、「サヌカイトの採掘と石器づくり」。2台の大型ジオラマでタイムスリップ。 各コーナーはグラフィックパネルと映像によって、よりビジュアルな展示方法をとっています。
二上山博物館の館内は、さしずめ歴史のシアター。「映像と音」をとおして、火山・二上山と人々の関わりの歴史を、一巡する間に学びとれる仕組みになっています。 サヌカイトの石琴

はるかなる大地の音・・・・
クリスタルな澄んだ音色が印象的
コンピュータグラフィックを使った大型映像と地形模型で「二上山誕生の物語」をわかりやすく紹介